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社会的卵子凍結~Anela~いくつ卵子を保存すればいいの?

2024.6.6
レポート
生殖技術部門より

ホームページをご覧のみなさまへ

卵子は女性が生まれる前に作られ、新しく作られることはありませんので数には限りがあります。女性の加齢にともなう”卵子の老化” に代表される妊娠力の低下が問題となってきました。 将来の妊娠・出産に備えて少しでも年齢の若い時点での卵子を凍結保存しておくことで、その時点での妊娠力も保存できることになります。

当院では未婚で20歳以上43歳未満の女性を対象としています。

最近、卵子凍結を希望される方が増えてきました。皆さんから何個くらい卵子を凍結したらいいか分からない、というご質問をよくいただきますので回答いたします。

凍結保存の技術はほぼ確立されてきています。凍結卵子の成績は通常の受精卵の場合に比べると少し下がりますし、順調に成長できる卵子か分かりませんので、多めに卵子を保存しておくことをお勧めしします

では、いくつ目標に卵子を保存すれば?表2の海外報告を参考にしてみましょう!年齢によって目標の個 数は増えていきます。出産確率70%では30代半ばで少なくとも10-15個が目安となり、30代後半からは25個以上は必要となる可能性があります。