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新型コロナウイルス感染症に関する当院の方針とお願い【4月17日更新】

2020.4.17
お知らせ
院長より

ホームページをご覧のみなさまへ

現在パンデミックとなっている新型コロナウイルス感染症に関して、通院される患者様におかれましては、色々不安をかかえておられることと推察致します。

この度、日本生殖医学会より声明が出ました。本ウイルスの母体から胎児への感染の可能性が不明であること、妊婦において重症化の可能性があること、などから医師は不妊治療を延期するかどうかを患者様と相談すること、および採卵を予定している場合はできるだけ胚凍結をおこなうことなどが推奨されました(http://www.jsrm.or.jp/announce/187.pdf)。

そこで当院としましては次のような方針で当分の間診療をおこないますので、患者様におかれましてはご理解頂きますようお願い申し上げます。

1.当院では今まで通りの診療を行います。患者様には個人個人により様々な状況の違いがあると思います。そこで、治療の継続または一時延期などについては、担当医師とご相談の上、最終的には患者様ご自身の判断で決定をお願い申し上げます。

2.もし通院患者様ご本人やどなたか、または当院職員に感染者が出た場合には、以下の様な可能性があります。

① スケジュール立案を延期させて頂く場合がございます。
② 採卵、胚移植などの治療を中断させて頂く場合がございます。
③ 処置、手術等を中止または延期させて頂く場合がございます。
④ 採卵を行った場合、全ての胚や卵子を凍結させて頂くことがございます。
⑤ 治療の途中で可能であれば他院へ紹介転院して頂く場合がございます。
⑥ 緊急事態発生時に高次病院への搬送が困難になることが予想されます。採卵困難、合併症のある方、アレルギーのある方、卵巣過剰刺激症候群発生の恐れのある方、ならびに医師が危険性が高いと判断した方につきましては、採卵等をお断りする場合がございます。
⑦ 当該周期の刺激継続や採卵を中止せざるを得ない事態が発生した場合、返金は致しかねます。ただし、事態が収束した際に今後のご相談をさせていただきます。

3.当院では今後も感染防止に最大限の努力を続けて参ります。

① 職員はマスクを着用し手洗いを頻回に行います。
② 診察室は使用の度ごとに消毒清拭を行います。
③ フェイス・シールドを装着する場合がございます。
④ 受付、診察室等にビニール隔壁を設置する場合がございます。
⑤ 患者様にもマスク着用をお願い申し上げます。マスク着用されない方や感染防御にご協力頂けない方については、いかなる理由があっても診療または採卵、胚移植、手術処置をお断り致します。(なお、マスクはご自分でご持参下さい。)
⑥ 患者様におかれましては、来院時には受付前に必ず手洗いまたはアルコール消毒をお願い申し上げます。
⑦ 少しでも発熱・倦怠感・咳・味覚異常・嗅覚異常など体調の不良がある場合は来院をお控え下さい。

 

当院では今後も感染予防と情報収集に努め、患者様が安心して治療できる環境を維持してゆきたいと存じますので、ご協力のほどお願い申し上げます。なお、本方針は現段階におけるものであり、今後状況の変化により変更の可能性があります。

 

2020年4月17日
IVFなんばクリニック  院長 中岡義晴