診療のご案内
未熟卵体外受精
採卵できる卵子には大きく分けて、未熟卵子と成熟卵子にわかれます。
卵子は、成熟卵子になると受精する能力をもちます。
通常の体外受精では、この受精する能力を持った《成熟卵子》を採卵し、受精・分割した胚を胚移植しますが、この未熟卵体外受精は《未熟卵子》を採卵し、体外で26時間培養して、成熟した卵子を受精させ、分割した胚を移植する方法です。
■未熟卵体外受精の利点
■卵巣過剰刺激症候群をおこしません!
通常の体外受精では、排卵誘発剤を用いた卵巣刺激をおこなうことにより、一度の採卵で複数の卵子を回収することができます。しかし、卵巣刺激の副作用で卵巣がはれたり腹水が溜まったりすることがあります。未熟卵体外受精は卵巣刺激を行わないため卵巣過剰刺激症候群をおこすことはありません。
■身体的・経済的・時間的な苦痛が軽減します!
上記のように、卵巣刺激をおこないませんので、注射による痛み・注射代・注射の為の通院がいりません。
■未熟卵体外受精 Q&A
Q1.どんな人に未熟卵体外受精は向いていますか?
A1.一般には多嚢胞性卵巣(たのうほうせいらんそう)の方が向いているといわれています。多嚢胞性卵巣の方は卵巣過剰刺激症候群の危険性が高いため、卵巣を刺激しないこの方法を選択することがあります。また、採卵できる数も多い傾向にあります。
当クリニックでは未熟卵体外受精で、日本で始めての妊娠・出産例を報告し大きく取り上げられました。また最近では、培養環境を工夫し、卵子の妊成熟率や妊娠率を高める研究をすすめています。








