診療のご案内

男性不妊症

男性不妊症とは「妊娠にいたる精子を産生し、それが障害なく正常の性交によって男性側の精路を通過し射精され、女性側の体内において受精する能力に障害があるもの」と定義されています。不妊症において男性因子の占める割合は、現在では不妊原因の約50%にものぼると言われており、女性だけでなく男性も適切な診療、検査を受けていただく必要があります。
当院ではスクリーニング的な問診と検査、診察を不妊症担当医師がまず行います。精液検査と、男性ホルモンの血液検査の結果、さらに診察や検査が必要な場合は男性不妊症専門の泌尿器科医師によるさらに詳しい診察および検査を受けていただく場合があります。専門の医師が対応することにより難治性の男性不妊にも十分に対応しています。

■男性不妊症の原因

@性機能障害(きちんと性交できない)

…性交障害  勃起機能の低下(ED) 射精障害 腟内射精不能など。

A副性器機能障害(精子が活動できない) : 精子無力症 膿精子症

…前立腺炎 精嚢腺炎など。

B精路通過障害(精子がでてこない) : 閉塞性無精子症 乏精子症

…精管がふさがっている、狭い  精巣上体炎などの炎症  精嚢精管の形成不  ヘルニア手術 パイプカットなどによる障害を原因とするもの。

C造精機能障害(精子がうまくつくれない) : 閉塞性無精子症 乏精子症

…特発性造精機能障害  精索静脈瘤  染色体異常  耳下腺炎性精巣炎  先天性疾患  両側停留精巣放置など。

Dその他 : 逆行性射精 奇形精子症 精子死滅症 など

男性不妊といっても原因は様々です。どこに問題があるのかを突き止めることが重要であり原因によって治療法も大きく変わってきます。

■男性不妊症泌尿器科外来

毎週木曜日  14:00〜16:00 (予約制)
ご遠慮なく当院まで御連絡いただきますようお願い申し上げます。


精液所見は、禁欲(射精していない)日数、体調や精神状態によって変わることが少なくありませんので、少なくとも2回の検査を受けられる事をおすすめします。

■男性不妊症泌尿器科受診の流れ

1 婦人科の診察に夫婦で来院(男性不妊にて他院より紹介状を持参されている場合も 詳しくは受診方法をご覧下さい。)相談、ホルモン採血、後日3日以上7日以内禁欲期間とり精液検査(予約制)
2 泌尿器科診察へ(毎週木曜日PM予約制)
3 採血、精液検査結果、方針決定
4 手術が必要であれば、手術のインフォームドコンセント、日程決定、術前検査施行
* 腟内射精障害や、ED相談でもまずは婦人科の診察に来院してからになります。
* 泌尿器科の診察をご希望される際は声をかけてください。

精巣内精子回収法(TESE)

無精子症や他の治療が無効な射精障害の場合に精巣から直接精子を採取する方法です。
具体的には、陰嚢の皮膚を1cmほど切開し、精細管を回収します。回収した精細管は、すぐに専門の技師により精子が存在するかすべてを確認します。運動精子が存在すればすべて凍結保存し、顕微授精に用います。
閉塞性無精子症では精巣のどの部分でも均等に精子をつくっていますが、非閉塞性無精子症では精子をつくっていてもごく一部の限られた部分でしか精子をつくっていないことがあります。
従来の方法では精巣から精細管を採取する際、目視で採取するため、やみくもに精細管を採取し精子を探していました。
当院では顕微鏡を使用しての手術(microdissection TESE)を実施しており、精子の存在しそうな精巣内の良い状態の精細管をピンポイントで探し精子を回収することが可能です。この方法だと、精子を発見できる確率も従来の方法よりも高くなり、また精細管の採取も必要最低限ですみ、手術後の男性ホルモン低下等の副作用もほとんどありません。また、手術後のフォローも当院の泌尿器科医師が行っています。
局所麻酔での手術になりますので日帰りで行えます。個人差はありますが手術は1〜2時間程度で終了し、手術後も1〜2時間程度で帰宅できます。疼痛も手術当日と翌日ぐらいはありますが、処方するお薬で痛みもコントロールできています。木曜日に手術して、翌週月曜日から仕事に復帰される方が多いようです。
精巣内精子回収術(TESE)には男性不妊専門の泌尿器科医師と専任看護師4名、生殖技術部門の技師2名がチームとして治療にあたります。

■手術までの流れ

上記の男性不妊症泌尿器科

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受診後



5 手術が決定すれば当日に術前検査(心電図、胸部レントゲン、血液検査)を施行します。
検査所要時間は約1時間ほどです。費用は約2万円です。)
6 手術当日、手術の1時間前に来院。(個人差はありますが、9時か10時)
7 局所麻酔下での手術です。手術時間は個人差ありますが約1〜3時間で終了し、夕方には帰宅して頂けます。すべての精子をくまなく探すため長時間を要するため、詳しいお話は翌日になります。
8 手術翌日、傷口の消毒と精子凍結の確認に来院。
9 手術翌々日からはご自身で創部の洗浄していただきます。
10 2週間後に抜糸、診察。
11 必要に応じて、手術より3ヶ月以降に男性ホルモンの採血、診察になります。


■費用についてはこちら。



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